使う電気を考え、選ぶ時代へ
こんにち。Think.Filmsです。
前回のBlogでは部門ごとに日本での
二酸化炭素の排出量を確認しましたね。
日本では、エネルギー転換部門(電気を作る部門)
で一番多い事を説明しました。
では、今回はこの電気について3分で分かる電気を選ぶとは?
について説明していきます!!
みなさん、2016年4月に法の改正に伴い、
各家庭で電気を選べるようになったのはご存知でしたか?
電気の自由化です。
好きな電力会社と契約して
電気料金を考える事ができるようになりました。
電気を作る時に、地球に悪影響を与えずに電気を作る方法として、再生可能エネルギーの発
電所があります。
最初に原子力発電所にも少し触れておきたいと思います。
安定して大量の電力供給と発電時に二酸化炭素を出さないメリットがあります。
火力発電と手順はほとんど同じですが、燃料が異なります。
火力発電の場合は燃料が石油、石炭、天然ガスです。
原子力発電では燃料はウランとなります。
燃料(ウラン)を燃やすことで核分裂により大量の熱を得る事が出来、
その熱エネルギーを用いて、タービンを回し、電気を発電します。
使い終わった燃料(ウラン)は使用済み燃料と言われます。
この使用済み燃料には、まだ利用できるウランや、新しく生まれたプルトニウムなど、
再び燃料として使えるものが97%も残っています。
ですがその中で回収出来なく、残ったものは廃液を溶かしたガラスと混ぜ合わせ、
固めて、ガラス固体化にします。
これを高レベル放射線廃棄物といい、負の遺産となります。
このガラス固体化した物は、30年〜50年ほど貯蔵、冷却する必要があります。
また、人体に有害な力(放射能レベル)が弱くなるまで
人間の生活環境から遠ざけるためにも
地面の地下深く(300メートル)に貯蔵しておくことになります。
また、東日本大震災で多くの犠牲者が出た様に、
原子力発電所には事故のリスクがあるのです
大量の電気を作ることが出来、二酸化炭素の発生が少なく、
コスト面で安いと思われがちな原子力発電所ではありますが
使用済み燃料の廃棄コスト、
発電所の維持コスト、
もし事故が起きてしまった際のコストを
考えると、一概にコストが安いとは言い切れないのです。
それでは、安全に
持続的に、エネルギー(電気)を作るには?
再生可能エネルギーによる発電方法です。
太陽光、風力、バイオマス、地熱などの発電です。
では、僕たちに出来る事とは?
僕たちは、電力会社を選ぶ時に、電源構成を確認し、
再生可能エネルギーを多く買い付けている電力会社を選ぶ事です。
電気は各々の発電所(火力、原子力、再生可能エネルギーなどの発電所)
で作られると一度、変電所に送られ全ての電気が合わせられます。
(発電所から変電所間などを経由するのを送電線と言います)
そこで合わせられた電気が送電線を通り、各家庭に電気が送られます。
(変電所(変圧器)から各家庭に送られるまでを配電線と言います)
作られた電気は変電所で混ざるのでどこの発電所で作られた電気かは分かりません。
ここで家庭の契約先の電力会社によって変わってくるのが
月々の電気料金の支払い先の分配です。
電力会社によって買い付けている発電所があるので
月々の電気料金は、電力会社の買い付けている発電所に
分配されていくのです。
分かりやすく例題を加えると、
A社の電力会社の買い付けている発電所が①火力発電所と②原子力発電所だとします。
月々の支払った電気料金の分配は、
A社電力会社、①火力発電所、②原子力発電所
それぞれに分配されるのです。
B社の電力会社が買い付けている発電所が③太陽光発電所と④風力発電所だとします。
月々の支払った電気料金の分配は
B社の電力会社、③太陽光発電所、④風力発電所
に分配されます。
C社の電力会社が買い付けている発電所が③太陽光発電所と⑤天然ガス発電所だとします。
もう分かりましたか?
月々の支払った電気料金の分配は
C社の電力会社、③太陽光発電所、⑤天然ガス発電所
となります。
電力会社の電源構成を確認し再生可能エネルギーの発電所を
多く買い付けている電力会社を
消費者が積極的に選ぶこと(これをパワーシフトと言います)
で再生可能エネルギー発電所の需要が高まり、
多くの再生可能エネルギー発電所が
増えていき、どんどん活性化されていきます。
消費者が変われば、システムは変わります。
今こそ、地球にとって何が大切か?
賢い選択をしましょう。
使う電気を変えましょう。
電力会社を変えようと思った方は
今現在、契約している電力会社から毎月届く検診表を用意します。
あとは、契約したい電力会社にインターネット又は電話から出来ます。
5分ですぐにできます。
僕自身は「みんな電力」さんを利用していますが
電気代も以前とほとんど変わらず利用できています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
〜参考〜
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